May - 4th
ミギー、約束ホームラン
Posted at 4:59 pm | Filed Under Baseball
今年からヒューストンでプレーしているミギュエル・テハーダが、筋ジストロフィー患者の子供に約束したホームランを打った。
試合後の様子も泣ける。
After the game, Tejada met Scott outside the Astros’ clubhouse.
“I gave him a bat,” the smiling shortstop said. “He’s happy.”
テハーダといえば、いつだったか、まだ彼がボルチモアに在籍していた頃に、テレビでオリオールパークで試合があると必ず観戦にやって来る子供の話を観たのを思い出す。いつも同じ席にいるので選手やスタッフとも顔見知りになり、試合前の練習時間には選手たちがバッティングを教えたりしていた。ある選手に「一番好きな選手は?」と聞かれたら、その子供は迷わず「ミギー!一緒に遊んでくれるから!」と答えていた。聞いた方の選手は「俺も遊んであげてるじゃん」とすねていた。
ミギー、もうステロイドはやめてくれ。
May - 3rd
オールスター投票始まる
Posted at 11:22 am | Filed Under Baseball
息子とオールスターの投票を済ませた。
だいたいは王道で、今年の目玉は大ブレーク中のピッツバーグのNate McLouth。小柄な外野手。
それにしても、今年のAlbert Pujolsはおかしい。元々とんでもない選手なのだが、出塁率は5割を軽く超えて、今日の時点で四死球30に対して三振が7。長打率も6割近い。Pujolsという名前はバスク地方によくみられるらしく、英語での読み方も確定的なものはないのだが、今のところ「pooh(うんこ)- holes(穴)」で定着しつつある。セントルイスの浮沈はもう何年も彼の活躍に負っている。
Mar - 26th
開幕戦
Posted at 3:05 pm | Filed Under Baseball
オークランド・アスレティックスのチーム総年俸、2007年度で$56,058,546。
ボストン・レッドソックスのチーム総年俸、2007年度で$143,523,714。
マニー・ラミレスの年俸は2007年度で$17,016,381。
松坂の年俸は$6,333,333。
数万人のにわかボストンファンで埋め尽くされた東京ドームでボストンとオークランドの開幕戦を息子と観戦した。マーク・エリスのホームランで思わず立ち上がって喜ぶと、周囲が完全に沈黙しているので非常に気まずい。おまけになんか靴下のコスプレとかしてる奴が真後ろでうろちょろしてるし。
まあ、お構いなく騒いでいたら、足元のお茶のパックを蹴っ飛ばしてこぼしてしまって息子に叱られた。エリスの先制ホームラン、ハナハンの逆転ホームランと思わず立ち上がるも、にわかボストンファンで埋め尽くされたスタジアムの中、見渡す限り誰一人喜んでいない。
開幕戦でよかったこと:
・5回までのブラントン。
・球場で観戦した松坂の調子が悪かったのはこれで連続3回目。
・引退して1年のブランクを経て復帰したキース・フォークが出た。
・マイク・スウィーニーは四球でもちゃんと一塁まで走る。
・パペルボンが打たれた。
・カイル・スナイダーも期待通り打たれた。
ブラントンを実際に観戦したのは初めてで、ああこんな関取だったのかとしばし感動。6回に入ったところで、打順も3巡目の1番からだからここが危険だねえ、と息子と話していたら見事にやられた。それまでは見事な内容。
制球が定まらない松坂にとっては、選球眼が命のスカウティングで選手を集め、ファーボールによる出塁を奨励する貧乏人集団オークランドはきつい相手だったかもしれない。正直、見ていて眠くなるピッチングだった。
キース・フォーク!まさかいきなり見られるとは思っていなかった。内容は、もうたいして速くもない直球をいかに速く見せるかに専念したごまかし投法だったが、それでもよい。フォークといい、エンブリーといい、オークランドは安くなったベテランのピッチャーを活用するという手口でしばらくやっていくことにしたみたいだ。
もちろん、毎年一人だけ安くなったかつてのスター野手を獲得するといういつものプランは健在で、去年のピアッツァは外したが今年はマイク・スウィーニーということで期待できるかもしれない。少なくとも、選球眼はいい。
開幕戦で残念だったこと:
・6回からのブラントン。
・10回裏のブラウンの暴走。
・トラヴィス・バックが冴えない。
・ストリート。
・ラミレス。
・敬遠。
高い値がつくと売り飛ばされる、高値がつかないと首になる、アンビバレントなチーム愛が奨励される貧乏人集団アスレティックスを最後に突き落としたのは、アスレティックスのチーム総年俸の3分の1に相当する額を支払われているマニー・ラミレスの二塁打2本だった。怪我から復帰したヒューストン・ストリートは、見たところどう考えてもメジャーリーグ屈指のクローザーとは言い難い感じ。松坂と共に吸血鬼スコット・ボラスの肝臓をフォアグラにするために活躍しているJ.D.ドリューが腰痛のため欠場して出てきた代役モスに同点ホームランを浴びて、ラミレスに勝ち越しの二塁打をくらっておしまい。ストリートに取って代わろうとしていたピッチャーが実は年齢をごまかしていたのが発覚して、期待の若手から急遽そろそろ活躍しないとまずい中堅どころになってしまったという凄惨なチーム事情もあるが、そろそろ本当にまずいかも。
トラヴィス・バックは明日活躍しないとケツの穴にりんごを突っ込んで30キロ減量してからヒモにでも転職しろといいたい。
よく、1アウトや0アウトで本塁に走者が突っ込むときに、他のランナーがわざわざおとりになってアウトになって本塁でのクロスプレーを避けて得点するという場面があるが、あれって本当に有効なんだろうか。特に、1点だけでも取ればいいという局面ならいざしらず、この回に2点以上取らないと負けるという状況では、ランナーが残った方がよっぽどいいと思うのだが。10回裏のオークランドの攻撃は、やっぱりただの暴走だったのかもしれない。
オークランドが四球を重視するのは攻撃だけでなく守備でもかなり嫌っているはずなので、ラミレスに打たれる前の敬遠は解せなかった。やはりGMが観客席にいてベンチ裏から文句を垂れないのでは駄目なのだろうか。結局、敬遠のランナーが決勝点になっただけに納得がいかない。
Mar - 24th
来るべきシーズンに備えて
Posted at 11:15 pm | Filed Under Baseball
相変わらず、野球などどうでもいい人には無意味なエントリ。
というわけで、息子と興じていたWiiのパワプロメジャーリーグでは見事に2007年のチャンピオンシップを制した。
トレード期限も間近になって、突然トロントからヴァーノン・ウェルズとフリオ・ルーゴのトレード話が持ち上がり、懸案だった外野手の補強はこれで済んでしまった。コロラドから獲得したキンタニーラは見事に3割バッターとなり、オルメド・サインツやトッド・ウォーカーも控えとして十分戦力になった。しかも全員が最低年俸だ。
シーズンが終わると何人かの選手が引退するシステムなのだが、なんと桑田とシリングが引退していた。ちなみにビジオはまだ現役だ。またFAのシーズンになると、今度はウォーカー、サインツの野手二人とデュークシェラーかデュシェラーか読み方のわからないピッチャーがFA宣言してしまい、こちらの提示した年俸では引き止められなかった。しかし、FAの期間が終わるとなんと全員どことも契約できていなかったので、改めて低年俸で再契約に成功。もっとも、中継ぎには大家を、内野の控えにはアーロン・ブーンとマーロン・アンダーソンをそれぞれ最低年俸に近い額で獲得していたのでちょっと人が余っている。また、ウェルズの加入で浮いてしまったココ・クリスプにフレディ・ガルシアとのトレードが持ちかけられたので、先発が足りなくなったときのために獲得し、残る補強ポイントは若い内野手とキャッチャーなのだが、キャッチャーはスイッチヒッターの有望な新人がいたのでそちらを育成し、あまり能力が高くならないペドロイアやそろそろ下降線をたどりそうなアレックス・コーラに変わる内野手を狙うことにした。
とはいえ、去年は磐石だったピッチャー陣にもそろそろ年齢による衰えが顕著な選手もいて、デレク・ローは5回を投げるのが精一杯だし、ウェイクフィールドも長いイニングはちょっと辛そうだ。もっとも、ベケット、松坂、アローヨ、レスターの四人は好調で、それに続くのがフィリーズを騙して獲得したコール・ハメルズや、低年俸で3Aをうろちょろしていたジャスティン・バーランダー、アスレティックスにシリングを売り飛ばして獲得したジョー・ブラントン、先述のガルシアとさらに若いピッチャーで陣容を固めているのでそれほど不安はない。それからエディ・グアダードもFAで獲得できたのでもうこれ以上は望めないだろう。とりあえずローを売り飛ばして強打の内野手を狙おう。
というわけで、父ちゃんと息子率いる2008年度のボストン・レッドソックスは、先発は1番からウェルズ、ユーキリス、オルティーズ、ラミレス、ドリュー、ローウェル、ヴァリテック、アンダーソン、キンタニーラという布陣になった。実に強力だ。
しかし父ちゃんは本当はアスレティックスのファンだ。
Feb - 17th
ジェレミー・ブラウンの引退
Posted at 2:26 am | Filed Under Baseball
この時期、目が離せないメジャーリーグのトランザクション。2月15日、ついにジェレミー・ブラウンの引退が公示された。去年まで所属していたオークランドのトリプルA、サクラメントのサイトでも発表されている。チームのロースター一覧からはキャッチャーが誰もいなくなってしまった。
ジェレミー・ブラウンの通算成績は、4度メジャーに昇格して出場は2006年の5試合、成績は10打数3安打で2本の二塁打。
つまり、全く無名の二軍の選手だ。
そんなブラウンの引退がここまで大きく報じられているのも、オークランド・アスレティックスの強さの秘密を探るノンフィクション『マネー・ボール 』の影響だ。アスレティックスの強さはこの10年の成績でも十分に証明されている。プレーオフの常連チームであり、ジェイソン・ジアンビ、ミギュエル・テハーダ、バリー・ジート、ジョニー・デーモンなど、アスレティックス出身の選手には現在のリーグを代表するプレーヤーも少なくない。しかし、チームの総年俸はリーグ最下位クラスで、ロッカーの清涼飲料水も有料、フリーエージェントとなった選手と複数年契約を結ぶのはエリック・チャベスという特異点的例外を除けば皆無であり、強豪と呼ばれる他のチームと比べれば圧倒的に不利な状況に置かれている。『マネー・ボール』が描き出すのは、そんな状況下で安定した成績を挙げる強いチームを作り出している運営者側の手腕、特に元メジャーリーグの選手というジェネラルマネージャとしては異色の経歴を持つビリー・ビーンのミニマリスト的な哲学だ。
メジャーリーグの規則では、ドラフトで入団した選手には一定期間、年俸調停の権利がない。低年俸で使える戦力を確保するのは貧乏球団にとって至上命題であり、アスレティックスはこれまでにも多くの優秀な選手をドラフトで入団させて、高額の移籍金とともに他球団に手放すまで安月給でコキ使って強くなってきた。そのがめつさたるや、バリー・ジートはアスレティックスからフリーエージェントになった翌年、リーグでも最高年俸のピッチャーになってしまったほどだ。
そんなアスレティックスが2002年に選んだドラフト1位の選手が、ジェレミー・ブラウンその人だった。身長も低い、肩も弱い、足も遅く、無名の大学出身で、おまけに太っている。だが、選球眼が良く、出塁率が高く、そして長打率も高い。守備では貢献できなくても、また不格好でジーンズのモデルにはなれなくても、アスレティックスの選手としては適格で、それでいて他のチームのスカウトや高年俸の選手から高額の報酬を得る代理人たちからは見向きもされない男。わざわざ1位で指名しなくてもどこも拾わないかもしれない、目立たない選手。しかし、アスレティックスが指名したときから、彼はただの地味な野球選手から、あのマネー・ボールのチームが選んだとびきりの逸材という存在となってしまったのだ。ジェレミー・ブラウンをドラフト1位で指名すること、それこそが当時のビリー・ビーン、アスレティックスの野球が何たるかを現しているといっても決して過言ではない。そんな風に受け取られていた。
それともう一つ、『マネー・ボール』ではこれまでのアスレティックスの強さの秘密が説明されていた。しかし、過去に起きた現象の説明としていくら優秀であっても、まだ結果の出ていない未来を予見できるわけではないので、やはりどこかに疑念は残されたままになる。果たして同じ説明がまだ起きていない未来の出来事にも通用するのだろうか。そうなったとき、初めてこの理論の強力さが証明されるのではないか。ジェレミー・ブラウンをドラフトで1位に指名することには、多くの人にとってそんな課題への回答という意味合いをもってしまった感がある。アスレティックスを今日の強者としている理論が導き出した、未来の強力な戦力、ジェレミー・ブラウン。
同年のドラフトでアスレティックスに選出され、その後メジャーリーグで活躍した選手には、先発投手の柱の一角にまで成長したジョー・ブラントン、去年からメジャーに昇格したシェイン・コミネ、先日放出されたがチームの中心選手にまで成長したニック・スウィッシャー、カンザスシティーで活躍するマーク・ティーエンがいる。また、ブラウンも活躍したトリプルAのサクラメントにはブライアン・スタヴィスキーがいて、メジャー昇格を狙っている。通常、これだけの成果が上がるドラフトならスカウト冥利につきるだろう。一人のメジャーリーガーも排出しないドラフトも珍しいものではないのだから。
それに、結局ブラウンの昇格がなくともアスレティックスは強く、2000年から2004年まで連続してプレーオフに出場、一回休みを挟んで、バリー・ジートの契約最終年である2006年もリーグ優勝を果たした。2007年こそ沈んだが、今後もきっとやってくれるだろう。
しかし、それでも多くの人々が、ジェレミー・ブラウンの昇格を待ち続けた。テキサスやロサンジェルス・ドジャーズのような、あるいはニューヨークの2球団のような大金持ち連中のチームを打ち負かす魔術『マネー・ボール』がこの世に送り出す強力なスラッガー。高給取りの金満ピッチャーたちを打ち崩し、マネー・ボールの神話に新たなページを加えてくれる。その外見たるや穴熊と見紛うばかり。彼の名はジェレミー・ブラウン。
ブラウンの引退が発表された。それが本人の意思によるものなら、尊重されるべきだろう。だが、その引退の意味は単なる無名選手のそれとは少し違っていて、どう違っているのかは上の文章で説明を試みたのだが、プロ選手としての葛藤や不安を抱えた新人のブラウンとスウィッシャーが、やがて頭角を現していく様を活き活きと描いた『マネー・ボール』の最終章の感動的な場面を思い返すと、なんだか複雑な気分になってしまう。あの後、ジェレミー・ブラウンの身にどんなことが起きたのだろう。マネー・ボールの続編があるとしたら、そこにはどんな姿が描かれるのだろうか。無名選手の引退では、その活躍の軌跡など詳細に紹介されることはない。そもそも、活躍の軌跡自体が存在しないのだから、仕方がない。だが、実際には、よくよく見れば、誰にだってそれぞれの人生物語があり、マネー・ボールの最終章はそれらの知られざる物語の実に強力な側面を鮮やかに描き出してくれていた。だから、無名選手の引退が、巨大なヒーローの引退のように感じられたとしても、それは決して不思議なことではないのだ。
先週、食事中に店の壁掛けテレビで公聴会に出席するロジャー・クレメンスの映像を見た。クレメンスの引退はほぼ決まりなのだろうが、自分にとってはジェレミー・ブラウンの引退の方がこの300勝投手の引退や不正な薬物の使用疑惑よりはるかにショックで、はるかに感慨深かった。
Jan - 14th
実況パワフルメジャーリーグ2
Posted at 12:43 am | Filed Under Baseball
息子と一緒に「実況パワフルメジャーリーグ2Wii」で遊んでいる。息子がどうしてもというのでシーズンを戦うチームにはボストンを選んだ。息子が打撃を担当し、こちらはピッチングと守備、それからトレードやチーム編成を受け持っている。休みの日にはわざわざ早起きして息子が誘いに来るのでこちらも朝っぱらからわいわい楽しんでいる。子供にDSを与えるべきか悩んでいた頃が嘘のようだ。
以降、野球なんかどうでもいい人はスルー推奨。
最初の一ヶ月をプレーして気付いたのは、まず中継ぎ投手が弱いのと、先発ローテーションの谷間を埋めるピッチャーの力不足で、トレードで戦力補強した。ゲームのシステムとして、こちらの希望を伝えると数試合後に相手方の返事が届くようになっていて、都合よくチームを自由に編成するわけにはいかないところが面白い。スナイダーやタバレス、デルカーメン、ロペス、ロメロ、ハンサック、ギャバード、クレメントといった年俸の割にはゲームの中では使い難い連中に絞って(といってもティムリン以外のほとんどの中継ぎを放出したことになるが)トレード要員として、主に中継ぎに人材がいなくて苦労していそうなところから選手を次々と獲得した。相手の年俸が高い場合はこちらは二人放出する、といった具合にとにかく年俸を抑える。ちなみに高校時代に学校のパソコンを何十台も盗んだことがある上に新人ながらノーヒットノーランを達成したバックホルツはロースターに入っていなかった。
ゲームのシステムのせいでカーブと落ちる球が異様に有効だと判明したので、ピッチャーの補強は三振の取れる球種があるかカーブがあることを優先した。L.A.ドジャーズからは73年生まれ仲間のデレク・ロー、シンシナティからは元ボストンのブロンソン・アローヨ(音がするので注意)、オークランドからは怪我の多いカート・シリングを放出して1対3のトレードで先発のジョー・ブラントンを穫った。ローといえば150キロの落ちる球という不気味な持ち味があるのに、ゲームでは再現されていないのが残念。先発は他に先日シアトルが黒田の獲得競争を断念してトレードで獲得していたミネソタのシルヴァを穫ってみたが、今年の成績と同様にあまりずば抜けたところはないので7月末のトレード期限までに外野の控えを穫る際の駒にしようと考えている。給料も高いし。これで先発はベケット、松坂、ウェイクフィールドに加えてローとアローヨが揃い、谷間にブラントンが入ることになった。すごいメンツだが、特にウェイクフィールドはもはやナックルを投げる以外は何もしなくても誰も打てない状態で、オールスターまでに1安打完封を二度も記録して防御率も1点台なのでこれはもうゲームのシステムがおかしいとしか言いようがない。オークランドから穫った他の二人は左のワンポイントのジェイ・マーシャル(去年ウェーバー公示されたら本当にボストンに移籍した)と実績があってコントロールのいいジャスティン・デュシェラーだが、休ませながら使えば結構戦力になっている。ついでに体力が足りない岡島の補強にピッツバーグから桑田を穫ったらゲームのシステム上カーブがとても依怙贔屓されているので大成功だった。それにしてもみんな給料が安い。ゲームの最低賃金はどうやら380万ドルらしいが、血液癌を克服したジョン・レスターが同じく最低賃金ながらブラントンと並んで先発の一角に食い込んで防御率1点台という大活躍。
打撃陣はラミレスとオルティーズが強力すぎるので、主に控えの充実を目指した。アレックス・コーラ、今年の新人王チビッ子ダスティン・ペドロイア、球場の駐車場で妻と殴り合いをして逮捕されたフリオ・ルーゴの三人で回している二遊間の補強として、打撃ではオークランドからトッド・ウォーカーを、守備ではコロラドのオマール・キンタニーラを獲得。ウォーカーはファーストとサードも出来るので、かつて中村紀洋をメジャー契約の力で突き落としたとしてよく知られているドジャーズから獲得したオルメド・サインツ(今どこいったんだろ*update 2/12にメッツとマイナー契約した)とも併用して睾丸癌の経験者ローウェルや四球の神ユーキリスのバックアップもできる。あとはウィリー・モー・ペーニャしかいない外野の控えが欲しいのだが、目星をつけたオークランドのトラヴィス・バックやドジャーズのアンドレ・イーザーといった若くて安くて今年活躍した選手はみんな断られてしまっているので、今はカンザスシティのマーク・ティーエンを狙っている。
もうね、夢中ですよ。気分は完全にGM。ビリー・ビーンになりきって戦ってる感じ。6回を投げるのが難しいシリングを放出してオークランドのピッチャー3人と交換したときは胸がスカッとした。これが終わったら是非、今度こそオークランドでやってみたい。
Dec - 30th
西武ライオンズで成功するとは
Posted at 3:03 pm | Filed Under Baseball
西武ライオンズで成功した選手は、石神井公園に居を構える。
西武ライオンズで成功できなかった選手は、椿峰ニュータウンや松ヶ丘ニュータウンに居を構える。
成功すれば練馬区、失敗すれば所沢市。
それなのに来年のシーズンから埼玉西武ライオンズを名乗るというのは、どう考えてもちょっとおこがましいのではないか。
ちなみに、埼玉ライオンズは車椅子バスケットボールのチームである。
Dec - 27th
ボブ・ウェルチ、マット・キーオ
Posted at 1:33 am | Filed Under Baseball
マット・キーオといえば阪神が優勝した1985年以降の低迷期に来日、弱小阪神の先発として活躍していたピッチャーなので、日本でも名前はよく知られている。もっとも、一説によればボールにツバをつけたりヤスリで磨いたりするインチキだったようで、故障の後は再契約されなかった。その後、メジャーリーグ復帰を目指すも頭部に打球を受けて危篤状態になるなど成功せず、引退してオークランド・アスレティックスのスカウトになっていた。ちなみに“マネー・ボール “でもスカウトたちの中で唯一の元メジャーリーガーとして登場している。
オークランド・アスレティックスで飲酒といえば、サイ・ヤング賞にも輝いたことのあるボブ・ウェルチというピッチャーがいた。高校生の頃に何度かウェルチのピッチングを観たことがあるのだが、とにかくスピードがあって投球間隔が異様に短く、投球モーションに入った後からバッターにタイムを取られてそのままマウンドでずっこけ、それでも気にする素振りさえ見せずにまたどんどん投げ込んでいた姿が印象的だった。そんな彼も、自伝によれば相当なアルコール中毒だったらしい。1990年には27勝を挙げ、これは70年代にスティーヴ・カールトンが達成して以来というとんでもない記録だったのだが、その年のオークランド・アスレティックスのリーグ優勝に貢献している。当時は地球で一番強いチームに見えたオークランドだったが、ワールドシリーズではシンシナティに四連敗してあっさりと負けてしまった。
まあ、こんな乱痴気騒ぎの毎日(ビデオ)では仕方がないだろう。当時はまだメジャーリーガーがそんなにアホばっかりだとは思っていなかったので。このビデオでベラベラしゃべっているのは、無名時代に読売ジャイアンツが手を出そうとして買春疑惑で断念したデイヴ・ステュワート、「カーニー」とは当時カービー・パケットに次ぐ打率二位だった三塁手のカーニー・ランスフォードだ。
当時のオークランドには、盗塁の世界記録保持者にして48歳になった今でも現役復帰を狙っているリッキー・ヘンダーソンを筆頭に、ステロイドは素晴らしいと自伝に書いて騒動になったらついでに元妻が暴露本を出版してプレイボーイで脱いだというキューバ人右翼手ホセ・カンセコ、バリー・ボンズと並ぶステロイド使用者の代表的人物マーク・マグワイヤ、シーズン24ホームランでも打った試合ではチームが23勝1敗だったり逆転ホームランを打った相手のピッチャーが身を持ち崩して最後には妻を射殺して自殺したことがあったりと業の深いデイヴ・ヘンダーソン、99年まで現役だった名選手のわりには地味なキャッチャーのスタインバック、攻撃は出来ないが守るのは上手という自衛隊みたいなウォルト・ワイス、ウィキペディア日本語版ではボブ・ウェルチのページに名前はあるものの同名の政治家にリンクされててしまっている(もっと有名なドキュメンタリー作家マイケル・ムーアじゃないのが救いか)地味なマイク・ムーアなどなどがいて、ついでにいうと今のジェネラルマネージャにして前述のマネー・ボール で一躍有名になったビリー・ビーンも控え選手としてベンチにいたこともある。右中間の外野フェンスから楽々とセカンドベースまで返球するカンセコの姿を見るだけでも楽しいのに、観戦すれば毎試合がオールスターというそれはもう豪華なチームだった。サンフランシスコの地震の時は、同じベイエリアのサンフランシスコを相手に1、2戦目をスチュワートとムーアで勝つと、地震で中断した後にまた同じピッチャーで連勝して終わるというひどいことをやっている。そういえば、911テロの時も被災したニューヨークがワールドシリーズでは負けているので、そういうものなのかもしれない。
そんなオークランド・アスレティックスも、球場周辺の治安の悪さやフットボールと兼用グランドの不便さから近く(といっても45キロ離れている)のフレモントへの移転計画が持ち上がっている。新しい球場はシスコ・システムズが売却した土地に建設され、名称はシスコ・フィールドになるのだが、サンフランシスコにより近くなる上にこの名前で本当にいいのかとは思う。
Oct - 23rd
マニー・ラミレス
Posted at 12:07 am | Filed Under Baseball
今日のMLB アメリカン・リーグの優勝決定戦、5回にレッドソックスのレフトのラミレスがフェンスからのクッションボールをノーバウンドで素手で受けて二塁に送球、アウトにする凄いプレーがあった。まさにメジャー級のスーパープレー。
だが、テレビのリプレイを見ると、どうもあれはセーフだっぽい。たぶんビデオのリプレイ判定があったらセーフになってたと思う。
でも、あれはベースボール的にはアウトで正しいんだと思う。ラミレスのスーパープレーを見た瞬間に、球場全体がこれはアウトだな、と思ったんだか
ら。
ラミレスといえば、onion.comの記事に自宅勤務を希望していると書かれるほど守備がへたくそで、それでも「攻撃面では苦しむことになるが、レフトの守備は改善されるだろう」といういわれようなのだ。そんなマニー・ラミレスだからこそ、審判だってアウトにしたのだろう。実際に、ラミレスは捕殺が多いので送球は悪くないが、打球を追いかけるのは無理があり、一説にはボストンは彼のせいで年間13点を損しているとさえいわれている。もっとも、1939年以降に年間160打点以上を記録したことがあるバッターは99年のラミレスだけだったりするので、これを補って余りあるバッティングをする上に、こんなプレーをしたらそれこそ宇宙人に誘拐されかねないのだ。
Sep - 25th
9/23東京ドーム
Posted at 12:07 am | Filed Under Baseball
先発は予想通り久保と三浦。前半から中盤までは教科書的ピッチング。どちらも、打てば腕が折れるような圧倒的な持ち球はなく(そんなものがある人間はいないが)、かといって緻密なコントロールで相手を嘲笑うようでもなく、コンビネーションで抑えている感じ。あ、もちろん三浦はさすがのコントロールという場面もあった。でも失投も多かった。
こういう試合はエラー、ホームラン、四球で展開が変わる。という言い方をする解説者はみんなただのボンクラで、これらの要素はすなわち展開が変わることそのものなのであって、よほどの打ち合いでもない限り展開には何らかの影響があるものだ。ようするに当たり前にことをしたり顔で語っているに過ぎない。
で。7回、久保がホームラン2発を浴びる。これが久保のボンクラたる所以である。優勝がかかった連戦で先発ローテーションに抜擢されて、一発だけ警戒しておけばいいバッターに一発くらって、間違ったら一発もあるかもしれないバッターに思い切り間違えて一発を食らう。本当にバカだ。2回やっとけば少なくとも笑いはとれると計算したのだろうか。久保、この回で降板。当然だ。
トイレに行く間に、AV女優を泣かせて福岡を追われた吉武が打たれながらもラッキーにも無失点に抑える。さて、問題はここからだ。
好投の三浦が、これまで11勝11敗の所以を見せつけ始める。球数からしてそろそろ苦しくなってきたところなのに、交代させてもらえない。台所事情の犠牲になったような感じだ。先頭の木村にヒット、高橋に二塁打、続く谷がライトにあわやという当たり(ランナーは二人ともタッチアップせず無得点)が続いたところですんなり交代させてもらえていれば救われたのかもしれないが、小笠原を歩かせて、これまで6打席連続三振と、ようやくバットに当てたと思ったら当てただけのセカンドゴロに終わっている脅威の四番、イ・スンヨプと勝負したのは、いささかなめ過ぎだったかもしれない。結果、見事に走者一掃の三塁打で逆転。この時点で8回なので9回表は上原が出てきて試合終了。息子は売店で試合前に買ったジャイアンツのレプリカユニフォームを小笠原から上原に交換してもらっていた。
池袋の韓国料理屋で三段腹というのを食べた。おいしかった。巨人はこういうビッグベースボールでいいんだと思う。
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