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新聞屋さんの野球のチケット

販促で新聞屋さんからもらえる野球のチケット(ってどこの新聞かずいぶんと特定されてしまうが)は、ホームチームが首位でしかも長年の間ずっと全国放送で試合が中継されてきた実績のある在京人気球団 だったりした場合(ってもっと特定されてしまう)、実質的にぜんぜん観戦出来ないただの紙でしかない。

理由は簡単で、そのようなチケットはたいていがチケットの引換券であり、本当のチケットを手に入れるためには球場の窓口で引き換えなければいけないのだが、席に限りがあるので指定席との引換券であっても満席になってしまった場合は立ち見席との引き換えになる。この立ち見席というのは、通路を取り巻く通路の柵のことだ。で、指定席といっても球場の最も高い位置にある外野の席だったりするのだが、休日ともなるとこの引換券を手にした観客の数がとんでもなく多いのだ。今日のような連休だと、球場を半周するのではないかという行列が引き換え開始時刻前からずらりと並んでいる。当然、もう指定席など手に入るはずもなく、また立ち見席といっても観戦に耐えうるような場所はみんな埋まっている。中には始発電車や徹夜で並んでいるような人もいるようなので、絶望的な状況だ。

はっきりいって、そこら辺のオークションでなら別にそれほど高くはない値段で指定席のチケットを入手することもできるので、何時間も行列して立ち見するような観戦の体力的、時間的コストと引き換えだと思えばそっちの方がタダの引換券よりもよっぽど得だと思う。世の中には会社の福利厚生や接待用に確保された席のチケットなど、いろんな経緯で野球なんかどうでもいいような人の手に渡ってしまったチケットがいっぱいあるのだ。もちろん、直前に日程を調整することなどできないような事情のある人もいるだろうが、うちでは去年の日本シリーズの初戦やメジャーリーグの開幕戦も直前にオークションで結構な席のチケットをほとんど定価で入手している。球場の外の徹夜組の苦闘ぶりを眺めて、これがデジタルデバイドなのかなあ、と感慨深げに帰っている一家がいたら、それがうちだ。

というわけで、うちのように野球なら国の内外も問わなければ少年でも中年でもアマでもプロでもついつい観てしまうような野球好きの家であれば、販促ならビールの方がいいということになる。

Posted by on 5月 7, 2009 in Baseball, Family, life

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