Fedora 11 on hp mini(無線LANとWillcom)
ぜんぜん更新されないhp miniのLinuxディストリビューション「MIE」に不安を覚えたのと、ネットブック風デスクトップやharbour-launcherが気に入らなかったので、Fedoraに戻ることにした。
インストールはいたって簡単で、liveusb-creatorを利用してUSBメモリにイメージを作成して、USBスロットに挿してからf9キーを押しながら起動、デスクトップに表示されるインストーラのアイコンから普通にインストール作業を進める。
ここまではいいのだが、それですべてというわけにはいかない。一番困ったのが、デフォルト状態では無線LANがうんともすんともいわないこと。
# lspci -v|grep Network 01:00.0 Network controller: Broadcom Corporation BCM4312 802.11b/g (rev 0
Broadcom社のBCM4312という製品を動作させる必要があるようだ。RPM Fusionにこれに対応したドライバがあるので以下の要領でyumで追加できるようにした。
# su -c 'rpm -Uvh http://download1.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-stable.noarch.rpm \ http://download1.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-stable.noarch.rpm' # yum install broadcom-wl
ところが、インストール時のカーネル2.6.29だと問題なく動作するのに、yum updateでカーネルを更新してしまうと動作しなかった。いろいろ調べてみたが、結局ここで見つけた手順に従い/etc/modprobe.d以下の適当なところで
# yum install wl-kmod # echo "install ssb /sbin/modprobe wl;/sbin/modprobe --ignore-install ssb" >> /etc/modprobe.d/dist-oss.conf
として再起動したところ、無事に動作した。
それから、外出先でWillcomのUSBモデムNS001U(netIndex)を使いたかったのでこちらも設定したが、特に難しいこともなく、普通に「システム」→「管理」→「ネットワーク」から新しいハードウェアとして一般的なモデムを選択し、USBモデムが/dev/ttyACM0として認識されていたのでモデムデバイスとして指定、それからデバイスとしてプロバイダ情報にあれこれ書き込み、「Willcom」として保存すると、/etc/sysconfig/network-scripts以下にifcfg-willcomというファイルが出来上がっていて、/etc/ppp/peers/willcomもさっくり用意されるので、あとは
# ifup willcom
で接続できた。めでたしめでたし。
コメントを残す