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さよならNapster(2)

月額固定料金なら、冒険的な買い物も迷うことがない。


“Wherever I Go” (Eric Dolphy)

mhattaをカンカンにさせるほどわけがわからないエリック・ドルフィーの権利関係のゴタゴタのせいで素性のわからない音源を買う勇気を試され続けた人には、なかなかありがたいことだろう。

あるいは、天才とそうでない人についてリスナーに考えることを強要する、こんなのとか。


“John Coltrane Quintet with Eric Dolphy” (John Coltrane Quintet)

きれいごとばかり並べても仕方がない。月額固定料金のサービスなら、過去に購入して実家に置いてきたままになっているコンテンツをダウンロードするのにも利用できる。例えば


“The First of a Million Kisses” (Fairground Attraction)

姉弟そろって癒し系ボイスという不思議なリーダー家の誕生日とかは、どんなものだったんだろうか。あんな声の二人にハッピーバースデーなんて歌われたら、なんて考えるとなんとも趣深い。

yomoyomoにいわせるとGalaxie 500は見つからなかったそうだが、おかしいな。スペル間違いだといいのだが。


“Peel Sessions” (Galaxie 500)

こんなサイトを見ている人なら、既にGalaxie 500なんて全部持っていて当然だから、一番新しいのを。

子供がピアノを聴くとおとなしくなるので、Napsterから大量に入手した。


“Bach – Glenn Gould Plays Bach” (Glen Gould)

買うほどでもなくても、なんだか気になるコンテンツに手を出すのがNapsterの楽しみ方でもある。そして、それがアタリだったとき、音楽市場における自分が消費するための空間が一気に広がるわけだが、Napsterの終焉はそういう機会の終焉でもある。


“For Dancing and Listening” (Guns N’ Wankers)

Snuffが解散状態だったとき、ドラムの人がやっていた(当時人気絶頂だった似たような名前の人たちをおちょくって名付けたのであろう)プロジェクト。元気でよい。

同じ頃に聴いていた、オーストラリア在住のスリランカ、旧ユーゴ、韓国出身者によるおバカポップ。


“Suck & Swallow: 25 Years” (Hard-Ons)

こういうのが好きなのか、と問われれば、好きだと答える。おそらく、向こうはこちらのような人間は嫌いだろうけれども。

Napsterを讃えてばかりいるのでたまにはけなそう。Harmoniaで検索すると作品名として別の人のコンテンツがヒットしてしまう。iTunesストアでLunaを検索するとわけのわからないダンスミュージックがヒットしてしまうのと同じくらい変だ。


“Live 1974” (Harmonia)

寝る前の癒し系音楽。

全サービス終了するくせにアカウント更新しろとメールが届いたので、たまには悪口を。ハスカー・ドゥはメジャーレーベルに移籍して出したつまらない作品と解散直前のライブアルバムしかダウンロードできない。他にもいろいろと欠けたカタログがある。ハーフ・ジャパニーズとカメレオンズが全然そろっていないのは致命的だ。

メジャーで成功したInterpolはたくさんそろっている。


“Turn on the Bright Lights” (Interpol)

80年代を懐かしむためのバンド。

そして常に幸福なサウンドと共にある、偉大なるジャド・フェアー。

“I Like It When You Smile” (Jad Fair)

けしからんことにAmazonに画像がない。

ジェーン・カウンティはセックス・ピストルズより偉大だと思うのだが、Napsterで聴けるのも素晴らしい。


“Rock ‘n’ Roll Resurrection” (Jayne, Wayne County)


“Let Your Backbone Slip” (Jayne County & the Electric Chairs)

買うのが気恥ずかしいキース・ジャレットだって、誰にも見られずにダウンロードできる。


“The Koln Concert” (Keith Jarrett)

あんまり意味はないけど、ケルンつながりでこんなのもある。グロ注意。


“Köln” (Last Exit)

Last Exitの品揃えはよかった。

すごく久しぶりに聴いてみたら、けっこうよかったのがうれしいLeatherface。


“The Stormy Petrel” (Leatherface)

ハーゲンダッツは卒中の原因にもなるよ、という訴えが世界の終わりにつながるのがなんとも趣き深い。

Living Colourは購入専用の楽曲が多くて、結局これが一番よかったかも。


“CBGB OMFUG Masters” (Living Colour)

Everything is possible、でちゃんとBut nothing is real!と叫びましょう。

Posted by on 5月 24, 2010 in Music

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