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アスペルガー症候群

かみさんに指摘されたんですが、どうやら私は軽度のアスペルガー症候群の可能性があるみたいです。

可能性は無限なので、あるといわれればあるかもしれないし、幽霊だってUFOだって存在する可能性は0ではないのですが、自分がアスペルガー症候群かもしれないという思うようになったのは、自覚するというよりは周囲にそう指摘されたからです。初対面に近い人までそういうんだから、もうそう思うしかないよね、くらいな感じです。

いくつか指摘された特徴を挙げてみます。たぶんこれだけじゃないんだとは思いますが。なんとなく分類していますが、明確に分かれるわけではない気もします。

(1)挨拶がちゃんとできない

これ、自分では本当に意外でした。というのも、本人としてはちゃんと挨拶しているつもりだったし、むしろ平均より礼儀正しい方だと思ってさえいたくらいです。でも、周囲の人にいわせると、例えば、急に目の前に現れたみたいにびっくりされるとか、目上の人、目下の人など無関係にフレンドリーに「やあ、どうもどうも」とくだけた感じで話すだけで、全然挨拶のルールを守っていないのだそうです。まあ、いわれてみるとそうかもしれません。そして、それが礼儀正しくない行為だとか、他の人に不快感を与えているとかいうことは、全く気づいていませんでした。

(2)注意力が極端に散漫

いずれも普通のことだと思っていたのですが、そうではないようです。例えば、口頭でいわれたことはほとんど覚えられません。多少は平気ですが、ちょっと複雑になると整理してメールでもらう方が助かります。テレビドラマで、電話で指示を受けてメモも取らずに複雑な内容(「A地点からB地点に進み2番目の信号で黄色い服の女に話しかけろ」とか)を聞いているシーンを見ると、こんなこと出来るわけないじゃんと思っていました。それから、いつも道に迷います。初めての場所だと必ず迷います。車の運転をしていても、うっかり目的地以外の場所に向かっていたりします。方向音痴もひどく、通りを歩いてビルに入り、また出てさっきと同じ方角に歩こうとして逆に進むことなどしょっちゅうです。

そんなに鈍感なのに、誰にも聞こえていない音が聞こえるとか言い出したり(実際に鳴っています)、無駄に過敏なところもあります。

電車の乗り過ごし、路線の乗り間違いも多いです。忘れ物も多く、電車にカバンを置き忘れたことも何度もあります。そのため、今では家を出るときには二つ以上の荷物は絶対に持たないようにするなど工夫して対応しています。なぜなら、二つ以上あるとどれかを忘れる可能性が飛躍的に高まるのですが、一つだけだと、荷物がゼロのことは決してないので違和感を覚えて必ず気がつくからです。そうしてからは、幸いにも一度も鞄の置き忘れはありません。

(3)決まり事が守れない

自分勝手な行動を繰り返すようです。宿題やノートを取るといった授業の決まり事が全然守れませんでした。夏休みの宿題はいつもやらず、高校生になってからはノートを取ったことすらありません。では勉強が嫌いかというとそういうわけではなく、大学受験などは毎日の勉強(自習)が楽しくて仕方がありませんでした。でも興味の範囲は限定的で、国語は得意だったのですが漢文には全く興味がなく、英語の文法は非常に得意でしたが単語を覚えたりスペルを記憶したりする努力はしたことがありません。幸い入試のシステムの問題で、それらがわからなくても問題はありませんでした。それから時間を守ることが全然できません。自分の遅れも他人の遅れもほとんど気にしたことがありません。時間が覚えられないこともあれば、守ろうと前日から意識して、それでも気づいたら間に合わないなんてこともあります。

それから、子供の頃からデパートなどに行くと途中から勝手に好きなところに行ってしまうので、買い物といえば、しばらく独りで楽しんだ後に家族を探しに行くか、みんなが探しに来るというのが普通だったのですが、指摘されるまでそれを不思議だと思ったことはありませんでした。ちなみに今でも買い物に行くとそうなります。

(4)話の脈絡がない

初対面の人と話していて、いつの間にか自分の興味のあることばかりずっと話し続けていたりすることがあるそうです。しかも、相当込み入ったことを延々と話して、相手がいい加減に嫌になっていても気づかないようです。本人としては、一生懸命相手を楽しませようとしているつもりだったりしますが、他人から見れば変な人にしか見えません。大人なひとは「八木さんは初対面の人に自分のコアを晒すねえ」などといなして対応してくれますが、その手のことを頻繁に指摘されるようであれば、ちょっとおかしいと気づくべきでしょう。

というか、話を続けていると、いつの間にかなぜか自分自身のことをずっとしゃべっていることが結構あります。人の話を聞いてそれに話題を合わせるということが出来ないようです。

(5)空気、行間が読めない

会話の中で行間に込められたメッセージを読み取ることが出来ません。女心なんてぜんぜんわかりません。いいたいことがわからないと苛立ってしまいます。仄めかしには我慢ならず、会社でもよく「なぞなぞ遊びしてんじゃねえぞ」と腹を立てたりしていました。ほうきを逆さに立てるとか、そういう空気を読む文化が苦手なので京都の人とうまく付き合えないかもしれません。逆に、自分の言いたいことが正確に理解されないことも多いような気がします。よく、普通に話しているだけのつもりなのに、突然ものすごく悪意的にとらえられてひどいことを言われたりします。また、相手が急に激怒したりして困惑することもあります。

文学作品や映画の場合、行間にあるのは背景の知識であるとか他の作品の引用であったりするので、そういうのは知っているか知らないかの問題であり、相手に感情移入して理解するような質のものではないのでそれほど他の人と比べて劣っているわけではないようです。しかし、他人の気持ちを慮って口に出せないことを推測するというのはとても苦手です。苦手です、といってもそういう自覚があるわけではなく、苦手なんだと指摘されることが多いです。

たぶん、他にもいっぱいあるのでしょう。人によっては、私のことをアメリカ人みたいだといったりします。ようするに、異文化交流だと思っていれば腹も立てずに付き合うことができるよ、という意味だったみたいです。大人な物言いですね。

さて、仕事もあるし、ただでさえ自分語りが多くてうざいと思われているのでこれくらいにしといたるわ。

Posted by on 3月 2, 2011 in life

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