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気を使うRuby

気を使うMatz

例えばRoRの37signalsは、自分たちのサービスそれぞれに仮想敵は何か発表している。Rubyだって仮想敵としてPHPを名指しして、お前らとはここが違うとはっきりいうだけでいいのに。言い訳は後からちょこっと断言口調で追記しておけば十分。

Getting Real by 37signals:
敵を想定することのメリットの1つが、非常にはっきりとしたマーケティング上のメッセージを持てることです。人は衝突によって火がつくものです。そして、人は他と比べることで、商品を理解するのです。

こういうのは日本人の心情には合わない、とかいう人もいるのだろうけど、そういうことをいう人がどこまで真剣にマーケティング上のメッセージについて考えているのかは不明だ。

もちろん、鬼の首でも取ったみたいに相手方の欠点をあげつらって喜んでいるだけならバカみたいに見えるが、世の中にPHPが受け入れられた理由そのものだって、合理的な理由があればRubyの開発者は否定しまくっていい。だって、RubyってPHPの敵じゃないんだもん。現段階ではまだ敵といえるところまできてないから。仮想敵としてPHPを取り上げて、PHPを標的にじゃんじゃん攻撃を仕掛けて、ちょっとしたライバルになったらそこで初めてちょっと余裕を見せるつもりで相手に気を使ってあげればいいんじゃない?

Rubyが作られたときの標的は絶対にPHPじゃないと思うんだけど(あるとすればPerlなのか)、1.8から1.9になろうとしている今の段階で一番適当な敵は、やっぱりPHPでしょ。成り立ちの早い遅いは別として、ウェブアプリでの普及からするとRubyは後発か後発と同等の存在だから、もう思い切って後発として振る舞えばいいと思う。PHPが普及した理由を分析して、例えばじゃあこんな機能を実装するとか、あんなウェブサイトを作るとか、そういうやり方は後発としては不適当な戦略だ。やるなら、「ああPHPにそんな機能がありますね、でもそれって悪ですから」「PHPにはこんなウェブサイトがあって簡単にアプリ作れますね、でもそれって悪ですから」と挑発する。理由は、山上の垂訓みたいに大上段に構えてじゃーんと発表。気を使った言い訳(と後で揚げ足をとられないための布石)はパラグラフ1個分だけ用意しておく。これで十分。

Posted by on 6月 11, 2007 in PHP, Ruby

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