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そよちゃんが歩いた

記念に、まめじの話。

まめじを千葉のマザー牧場に連れて行ったときのこと。とにかく動物を怖がらない子なので、犬や羊、ヤギに囲まれてもニコニコしているまめじを観ているのは楽しかった。でも、それより何より、そのときのまめじの姿で、今でもはっきりと覚えている場面がある。しかも、うまいことに携帯の動画にその様子を収めていた。といっても、客観的にみればそんなに特別なシーンというわけではない。そこら辺を駆け回っているまめじを携帯のビデオで撮影していただけだ。どこで拾ったのか、自分の背丈ほどもある木の枝を左手に掲げ、デコボコ道をよたよたと歩いている。それを後ろから追いかけて撮影する。まめじはこちらのことなど全く気にもかけず、ひたすら進む。でも、まだ上手に歩けないのですぐに転んでしまう。何度も何度も転ぶが、そのたびにむくりと立ち上がって、木の枝をむんずと掴み、がに股でよたよたと、それでも元気に駆け出していく。


Safariだと再生されたけど、されない人はこちら

赤ん坊だったまめじは、どういうわけかどんどん大きくなり、ちょっと前まではテーブルの向こうに頭の先がちょこっと見えるくらいだったのに、やがてここなら届かないだろうと隠しておいたキッチンの棚からお菓子をくすねてあちこち歩き回り、口からチョコのかけらを出したままこたつで居眠りするようになる。どんなマジックがあるのかはわからないが、とにかく子供は何かを覚えたり、体が大きくなったりと、ひたすらものすごい推進力で前へ前へと進んでいく。意味を問い直したり、躊躇したり、無理だと諦めたりすることもなく、ただひたすら、やりたいことをやる。子供が初めて歩くというのは、このとんでもないパワーの第一歩でもあるわけで、しょぼい携帯のカメラの後ろからまめじを眺めていて感動したのは、思えばこの得体の知れない推進力に、だったのかもしれない。

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もちろん、そよちゃんだって負けてはいない。今日初めて歩いたそよちゃんだが、もうテーブルの向こうに額が見えるようになったきた。まめじに続いて、どこまでもよたよた歩いていくのだろう。やがて世界中の子供らがよたよたと続く。

Posted by on 1月 9, 2013 in Family

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