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ナイーブすぎ

「優秀な社員」に、自分が「ヒエラルキーの頂点」にいると思わせたまま操るのが優秀な経営者だ、ということなんじゃなかろうか。

FPN-新生Yahoo!に見る「人本主義経済」へ変革の兆し:
社員の能力の発揮をさせる事ができない経営者、優秀な社員の流出をもたらす経営者であれば、どんなにその他の力があったとしても退場していかなければいけない社会なのである。優秀な人材は、今、世界中どこでも引っ張りだこな社会なのだから。彼らのクリエィティビティが「ユニークなヒット商品やサービス」を生み出すのであり、「金やモノ」が生み出すのではなくなってきたのである。ヒエラルギーの頂点が「優秀な社員」が頂上にきた社会になってきたのだ。

ストレートに理解すると、ちょっとナイーブすぎ。社員がそう思っていられるように、それに反する要素をうまく抽象化したりカプセル化して閉じ込めたりして見えないようにしておく、というのが経営者による会社運営フレームワークの役割だと思うよ。何も社員の方が偉いと心の底から信じる必要はない。社員が勝手にそう思っていればいいだけだし、バカじゃないからいくら周辺環境が最適化されていてもそこまで自分だけが偉いと思い込むような単純な思考はしない社員であっても、まあストレスなく能力を発揮するような運用の仕方。

そういうフレームワーク作りと運用が失敗したら人材流出を招くわけだけれども、自分の作った枠組にいつの間にか自分自身がはまり込んで、嘘をついたらその嘘を自分で信じ込んだみたいにヒエラルキーの頂点は社員だと本気で思っていたら経営者としてはまずい。

Posted by on 7月 6, 2007 in Work

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