T

フリーランス7年目

2010年の9月からフリーランスになったので、今月で満6年が過ぎ、7年目が始まりました。日頃お世話になっている皆様方に感謝いたします。ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、6年目は後半に初歩的な失敗があったので、反省の年になりました。年度の後半となる春先はとにかく仕事の読み違えが続き、久しぶりに大きな痛手を被りました。一番ダメージが大きかったのは、期日が決まっているので大急ぎでということでお話をいただいていた案件が、スケジュールを確保した後に結局お流れになってしまったのにうまく対処できなかったことでした。

スケジュールを確保する、と簡単に言いますが、同時期にせっかく頂いた別の案件を無理やりに他に依頼したり、お願いして延期していただくような対応を含んでいるので、予定が変わっても急に「やっぱりやめました、前の通りでお願いします!」とこちらの一方的な都合でロールバックするわけにもいかず、下手をするとその後数ヶ月は本当に文字どおり全く仕事ができなくなってしまいます。それに、仕事というのはタイミングをずらすだけでドミノ式に次々とトラブルが降ってくることもあるので、後々まで引きずることがよくあるのです。とはいえ、発注がなければスケジュールを確保しない、といったルールを徹底するのもそれはそれで難しく、この辺りの機微を久しぶりに勉強させてもらいました。

個人事業主でフリーランスをやっていると、月給制のサラリーマンと違ってこんな時に収入が途切れて困ったことになるので、日頃から二、三ヶ月くらいはなんとかなるよう準備しておくことが大切ですが、なかなか簡単なことではありません。

ただ、確かに失敗してばかりでは仕方がないので対策しなければいけないのですが、こういったケースに対応する便利な手段というのは、リスクの高くなる要素を含む案件はお断りするといった大胆な策以外には、根本的なところでは多分そんなにはないんじゃないかと思います。もちろん案件を減らしてもそれはそれで逆にリスクが高まるので、今後どうするかを考えて、そもそも中長期の受託案件に依存する度合いを減らすべきだという結論に至りました。幸いにも最近ではスタートアップの技術サポートやインフラ構築と保守といったお仕事も増えてきているので、そちらの割合を増やして、一人でやっている以上は決してスケールしない開発やコンサル、教育関連の事業の宿命をリスクを分散することでごまかしつつ、多少損をしても知らんぷりできるよう備えながら、今後確実に訪れる体力気力の衰えに対応していくことになります。

そうそう、仕事に関しては、相変わらずリモートワークを続けています。家族と三食ともに過ごして子育てにコミットしながら自室で作業しているのですが、子供達もだいぶ大きくなってあちこち駆け回ったりビデオ会議に顔を出そうとイタズラすることも増えてきた上に、仕事部屋もだんだん手狭になってきたので、そろそろなんとかしなきゃいけないなと考えています。コワーキングだと他の人もいらっしゃるので、音で集中力が途切れがちな性格なためあんまり向いていないんですよね。ちょうどスポーツサイクルにも慣れてきたので、最近では駅から離れていてもいいから近所に静かで手頃な仕事部屋でも借りようかな、と不動産サイトを見て回っています。築年数とか周辺施設はどうでもいいので、家庭用でいいから専用に回線を引き込めて、できればルーフバルコニーがあって疲れたら遠くを眺めることができるというのが理想です。

でも、こういうのって周囲に参考になるモデルがほとんどいないので、よくわからないんですよね。書斎とか制作部屋を持つというライフスタイルはソフトウェア開発者というよりは職業作家とか漫画家に近いのかもしれませんが、それにしても身近な参考例が少ないことには変わりありません。家庭を持って一軒家に住みながらフリーランスで仕事をするという、いろいろな生活の形のいいとこ取りみたいな強欲な人生を送るのはなかなか難しいです。

Posted by on 9月 5, 2016 in Work

コメントを残す