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夏休みの記録

吉見百穴に行った。

祖父母が近くの老人ホームに居るので、夏休みを利用して会いに行った時、看板を見つけた。かみさんはしばらく前にこのネタを見つけていたようだ。

割と遠くからでも、岩に穴があいているのが見える。神社とかも近くにあるようだ。

でも、時間が遅くて既に入場は出来なくなっていた。

江戸時代くらいに文献に登場した吉見百穴だが、当時から何なのかわからない代物だったようで、看板に書かれた説明によれば考古学が広まってきた初期には「土蜘蛛人(コロボックル)」の住居などという説もあったらしい。現代では、古墳時代の集団墓地跡というのが定説のようだ。

ちなみに、コロボックルというのはアイヌの伝承に登場する小人さんで、初期の人類学者の間で実在論争などがあったようだが、調査自体が人類学や考古学、民俗学を発展させた他は、何も発見されなかったようだ。アイヌ人のかみさんは、子供の頃に木彫りのコロボックルの指輪を持っていたらしい。でも、可愛くないのでいつの間にか捨ててしまったという。

中学校の時、とある病気で入院中に同級生が見舞いに差し入れてくれた筒井康隆の作品中にもコロボックルが使われていたが、現代でもコロボックルはいろいろとネタにされている。しかし、それが「土蜘蛛人」という言い方をされているのは初めて見た。

戦時中、大宮の富士重工が爆撃されて機能しなくなった際に、ここに新たにトンネルを掘って工場設備を移転しようとしていたようだ。今でもトンネルの一部を見学することが出来る。トンネルが必要→穴だ→吉見百穴だ、という発想が、もう敗戦国だと思った。

トンネルの中はとても涼しい。あと、なんか変なコケが生えているらしいが、よく見えなかった。

Posted by on 8月 27, 2007 in Family, life

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