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乳幼児向け風邪薬がなくなる?

FDAが乳幼児向け風邪薬を禁止しようとしているらしい。

70年代には大人に効力のある薬は子供にも効くだろうという考え方があった(正直、素人の自分でもそう思っていた)が、近年それは否定されているらしい。

とりあえずは、現状の見直しを進めて適切な方法を検討することから始まるようだが、FDAの専門委員会の結論は、いずれにせよ子供向け風邪薬の効能は疑わしく、まれに重大な副作用があり、また店頭で販売されている風邪薬の投与はやめた方がいいということになっている。専門委員会の投票では2歳以下に市販の風邪薬の投与は21対1の投票結果で禁止するべきとなり、2歳から5歳までは13対9で禁止するべきという意見が上回った。通常、FDAは委員会の意見に従うが、投票結果が僅差になれば無視されることもある。当然ながら製薬会社はこの結論には反対しており、子供向け風邪薬が問題になるのは過剰摂取された場合だけだとしている。子供向け風邪薬や関連商品はアメリカ国内では800種類販売されており、毎年5億ドルの売り上げとなっている。

そもそも、乳幼児に投薬する際にはどの程度まで接種させていいのかはっきりしない問題がある。年齢が同じでも個体差が激しく、間違って過剰摂取する危険性は常につきまとう。また、生まれつきの心臓疾患など投薬にあたっては注意しなければならない事項があっても、疾患自体がはっきりしていない頃なので間違って副作用のある薬を投与される危険性もある。記事には子供向け風邪薬であるDimetappによるとみられる慢性的な疾患のため、脳手術を受ける子供の事例が紹介されていて、この点では考えさせられる。

とはいえ、子供の風邪はよくあることで、親にとっては子供向け風邪薬がなくなるという不便、不安は大きい。うちのように小児喘息の子供の場合、風邪をひくことでひどい喘息の発作になってしまうケースもあり、薬で抑えられるなら非常にありがたい。しかし、記事中にもあるが、子供向け風邪薬が禁止された場合、大人向けのものを子供に投与してしまうケースが出てくるのではないかという懸念もある。

検索して見つけた関連記事は例えばこちら(有料)。FDAの件についても書かれているブログNPRの記事

Posted by on 10月 20, 2007 in life, News

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