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開幕戦

オークランド・アスレティックスのチーム総年俸、2007年度で$56,058,546。
ボストン・レッドソックスのチーム総年俸、2007年度で$143,523,714。

マニー・ラミレスの年俸は2007年度で$17,016,381。
松坂の年俸は$6,333,333。

数万人のにわかボストンファンで埋め尽くされた東京ドームでボストンとオークランドの開幕戦を息子と観戦した。マーク・エリスのホームランで思わず立ち上がって喜ぶと、周囲が完全に沈黙しているので非常に気まずい。おまけになんか靴下のコスプレとかしてる奴が真後ろでうろちょろしてるし。

まあ、お構いなく騒いでいたら、足元のお茶のパックを蹴っ飛ばしてこぼしてしまって息子に叱られた。エリスの先制ホームラン、ハナハンの逆転ホームランと思わず立ち上がるも、にわかボストンファンで埋め尽くされたスタジアムの中、見渡す限り誰一人喜んでいない。

開幕戦でよかったこと:

・5回までのブラントン。
・球場で観戦した松坂の調子が悪かったのはこれで連続3回目。
・引退して1年のブランクを経て復帰したキース・フォークが出た。
・マイク・スウィーニーは四球でもちゃんと一塁まで走る。
・パペルボンが打たれた。
・カイル・スナイダーも期待通り打たれた。

ブラントンを実際に観戦したのは初めてで、ああこんな関取だったのかとしばし感動。6回に入ったところで、打順も3巡目の1番からだからここが危険だねえ、と息子と話していたら見事にやられた。それまでは見事な内容。

制球が定まらない松坂にとっては、選球眼が命のスカウティングで選手を集め、ファーボールによる出塁を奨励する貧乏人集団オークランドはきつい相手だったかもしれない。正直、見ていて眠くなるピッチングだった。

キース・フォーク!まさかいきなり見られるとは思っていなかった。内容は、もうたいして速くもない直球をいかに速く見せるかに専念したごまかし投法だったが、それでもよい。フォークといい、エンブリーといい、オークランドは安くなったベテランのピッチャーを活用するという手口でしばらくやっていくことにしたみたいだ。

もちろん、毎年一人だけ安くなったかつてのスター野手を獲得するといういつものプランは健在で、去年のピアッツァは外したが今年はマイク・スウィーニーということで期待できるかもしれない。少なくとも、選球眼はいい。

開幕戦で残念だったこと:

・6回からのブラントン。
・10回裏のブラウンの暴走。
・トラヴィス・バックが冴えない。
・ストリート。
・ラミレス。
・敬遠。

高い値がつくと売り飛ばされる、高値がつかないと首になる、アンビバレントなチーム愛が奨励される貧乏人集団アスレティックスを最後に突き落としたのは、アスレティックスのチーム総年俸の3分の1に相当する額を支払われているマニー・ラミレスの二塁打2本だった。怪我から復帰したヒューストン・ストリートは、見たところどう考えてもメジャーリーグ屈指のクローザーとは言い難い感じ。松坂と共に吸血鬼スコット・ボラスの肝臓をフォアグラにするために活躍しているJ.D.ドリューが腰痛のため欠場して出てきた代役モスに同点ホームランを浴びて、ラミレスに勝ち越しの二塁打をくらっておしまい。ストリートに取って代わろうとしていたピッチャーが実は年齢をごまかしていたのが発覚して、期待の若手から急遽そろそろ活躍しないとまずい中堅どころになってしまったという凄惨なチーム事情もあるが、そろそろ本当にまずいかも。

トラヴィス・バックは明日活躍しないとケツの穴にりんごを突っ込んで30キロ減量してからヒモにでも転職しろといいたい。

よく、1アウトや0アウトで本塁に走者が突っ込むときに、他のランナーがわざわざおとりになってアウトになって本塁でのクロスプレーを避けて得点するという場面があるが、あれって本当に有効なんだろうか。特に、1点だけでも取ればいいという局面ならいざしらず、この回に2点以上取らないと負けるという状況では、ランナーが残った方がよっぽどいいと思うのだが。10回裏のオークランドの攻撃は、やっぱりただの暴走だったのかもしれない。

オークランドが四球を重視するのは攻撃だけでなく守備でもかなり嫌っているはずなので、ラミレスに打たれる前の敬遠は解せなかった。やはりGMが観客席にいてベンチ裏から文句を垂れないのでは駄目なのだろうか。結局、敬遠のランナーが決勝点になっただけに納得がいかない。

Posted by on 3月 26, 2008 in Baseball

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