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JavaとPHP、自動化ツール、不毛な争い

久しぶりに不毛なJava対PHPの議論を耳にした。

趣旨としては、PHPの開発ツールの乏しさ(Javaと比較して)をブチ上げて、カイシャの発展のために今後はJavaで開発すべきだ、というもの。

あのさあ。

まず第一に、これまでのPHPでの開発実績をポンと捨てることにどんだけの意味があるのかね。人的資源は無尽蔵にあるとでも思ってるんだろうか。品質向上のために自動化のためのツールがほしい、という話だけど、Javaで例えば品質管理の現場でツールを使ってあれやこれを自動化するとしても、それでいったいどれだけのことが出来ているか知っているのかね。というか、自分がPHPで適切な環境整備が出来ないのを言語のせいにしとるだけちゃうんかと。

Java向けのコーディングルールのチェックツールがあるとする。でも、それで検知される内容って結局誰かが確認しないと、警告だのなんだのが出ても無視する奴は無視するわけで、だからまじめに運用しようとするとSEが人力でチェックを入れて徹夜したりしている。ちょっと極端な話だけど、ツールなんてそんなもんじゃないのか。

開発環境ひとつとっても、別にそんなに大仰なことが必要なケースって少ないんじゃないだろうか。Amazonのシステム丸ごとリプレースならいざ知らず、たかだかユーザ数50万や100万程度の携帯サイトだったら、リモートデバッグなんてややこしいツールなんかなくても、今だってサーバにログインしてそれなりにファイルを編集したりコマンドを実行したりする権限はみんな持っているんだから、Xdebugでもなんても使えればいい。テストの自動化だったらSeleniumでもなんでも使えればそれでいいじゃん。っていうかだったら携帯端末の挙動を模するエミュレータかプロクシの開発でも進めればいいんじゃないか。

以前習ったことだけれども、本当は言語自体がソフトウェア開発に関連するハウスキーピング作業をやってくれるのが一番理想的で、それがダメならツールがやってくれるのがいいことで、それでもダメなら慣習でそれが実践されるようにするのがいい、という尺度がある。つまり、どう足掻いてもツールのレベルにとどまるのであれば、言語を取り替えても効果はたかが知れているのだ。

品質管理の連中が言語を変えたいといってきたら要注意だ。開発チームからそんな声が聞こえてきたら、それはまた別の意味で要注意(やった方がいい)なのだけれども。

そうそう。プログラムにコメントなんて本当に必要なんだろうか。仕様書を更新する人はいても、コメントを更新する人なんていないんだし、結局最後は当てにならないんじゃないか。だから、個人的には、コーディングのルールでコメントの付け方までいちいち縛るのはあんまり意味がないし効果も薄いと思っている。別にコメント自体には反対はしないけど、何かの保守業務でコメントを読んだことなんかないし、自動的に出力したドキュメントなんて、ソースコードを読むより苦痛になることの方が多い。

Posted by on 5月 8, 2008 in PHP, Work

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