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明日も遊ぶら

かみさんの実家のドアにセミの幼虫がよじ登っているのを見つけた。ピンボケだが、セミは暗いところでしか羽化しないので仕方がない。

Wikipediaによればこうして羽化したセミたちが地上で飛び回るのは、野生のセミだとだいたい一ヶ月くらいといわれている。数日から一週間というのは、成虫の飼育が困難なためにうまれた俗説らしい。もっとも、詳細についてわかっているわけではないのだが、夏の終わりと共に姿を消すことから、だいたいそれくらいというのも外れてはいないはずだ。ちょうど子供たちの夏休みの期間、セミは成虫の姿となる。

数年間、土の中で孤独に暮らしてきたセミたちが、この夏の間だけ、自由に空を飛びまわって、別の固体と出会い、交尾して、産卵する。夏といえば人間もそんな感じで休暇になり、遊びに出かけ、出会いがあったり、別れがあったり、それぞれの人間ドラマを演じたりする。子供たちなら、永遠に続くかのような夏休みの日々を、朝から遊びに出かけて、喧嘩したり、仲直りしたりしながら、日が暮れる頃には元気に「また明日も遊ぼうな」と叫びあいながら、家に帰る毎日があるわけだ。

そして、セミの世界では、また明日と別れても、明日になったらみんながみんな死んでいたりするのである。

そんなセミの夏を、子供らの夏休みとうまくからめた佳作「約束の夏 おじゃるとせみら」は8月17日に教育テレビで放映される。かみさんは毎年これを観ておいおい泣いている。

とりあえず、明日になったらみんな死んでたというホラーな状況について書きたかっただけなのに暗くなってしまったので、関係ないがまめぞうでも載せておこう。

だいぶ首がすわってきた。

まつ毛がのびてきた。

「チューするんじゃねえよおっさん」と言いたげなまめぞう。

Posted by on 7月 28, 2008 in Death, Family

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