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さよならNapster(1)

月額固定の音楽ダウンロードサービスとしてのNapsterが終了になってしまった。代替となるサービスはまだ見つかっていない。困ったものである。日本にいてはPandoraも使えないし、不愉快でもある。

追悼というわけでもないが、Napsterで見つけて関連コンテンツの購入に至ったものを列挙してみる。初めてNapsterで聴いたものもあれば、昔懐かしいものをNapsterで試してから購入したものもある。

まずはまさにNapster効果というべき、American Analog Set。


“Know By Heart” (The American Analog Set)

存在自体を知らなかったのだが、今はどこかで学生をやっているらしい人たちのプロジェクト。Napsterの類似検索(「このアーティストを聴いている人はこんなのも聴いています」)で辿っているうちに見つけた。なんというか、心安らぐギターポップ。

続いてアーニー・ディフランコ。


“Ani DiFranco” (Ani DiFranco)

たまたま読んでいた「”Small Giants [スモール・ジャイアンツ] 事業拡大以上の価値を見出した14の企業” (ボー・バーリンガム)」に、この人の活動とそのレーベルが取り上げられていたので聴いてみたのだが、予想よりよかった(特に一枚目のこれ)ので購入。デビュー作には全てがあるのだ。女のフォークシンガーなんて面白くないだろうと高をくくっていたら、演奏もいいし歌詞も率直で(あ、Both Handsとかは直球というよりナックルだけど)なんだか気に入った。

Blonde Redheadは“Fake Can Be Just As Good” 以来あんまり聴いていなかったのだが、これを聴いてみたらまたとても気に入った。


“23” (ブロンド・レッドヘッド)

なんというか、ちょっとアニソンっぽいというと語弊があるかもしれないけど、確かミネラルウォーターのCMソングとして使われていたような記憶がある1曲目の「23」は、自分のような怠惰なリスナーをまた引き寄せるのに十分な力のある作品だった。

それから、睡眠系。


“Sowiesoso” (Cluster)

Brian EnoのiPhoneアプリがとても気に入っていたので、最近はこういうのをたくさん聴いている。新しいジャンルに手を出すとき、Napsterのようなサービスは非常にありがたかった。関連する(しそうな)作品を次々とコストを気にせず探ることで知識も広がり購入機会が増えてもがっかりしてしまう危険を真剣に顧みる必要がないのだから。

ご無沙汰だったやつもやっと手に入れる気になった。


“More Sad Hits” (Damon & Naomi)

ここを読んでいるくらいだから、みんなGalaxie 500は大好きだろうしLunaも好きに違いないだろうが、Damon and NaomiやDean & Brittaに手を出す機会のある人はそれほどいないんじゃないだろうか。Napsterは音楽的冒険ならなんでも歓迎してくれた。

とてもユニークな、ベーシスト夫婦によるブルース。


“Justamente Tres” (Dos)

Black FlagとMinuitemenのベーシストによる、ベース2本の演奏と歌だけを収録した作品。ほんと、こんなの月額固定じゃなきゃそうそう手を出すことはないと思う。